善都グループの新規パチンコ店『ZENT刈谷店』、通常貸し専門でグランドオープン

善都グループの新規パチンコ店『ZENT刈谷店』、通常貸し専門でグランドオープン

愛知県、岐阜県にパチンコ店を24店舗チェーン展開する善都グループ(本社・愛知県豊田市)は昨年12月28日、愛知県刈谷市に『ZENT刈谷店』をグランドオープンさせた。

同店は、元『メガガイア刈谷店』跡地で、昨年8月に善都グループが吸収分割によってグループ化。10月2日の営業を以って一旦閉店し、内外装フルリニューアルを経て再スタートを切った。

編集部では、グランドオープンから約2週間が経過した1月12日、同店とその周辺店舗における稼働調査を実施している。

通常貸玉専門でスタート


『ZENT刈谷店』は、刈谷市の最南端に位置し、周辺は工場地帯が拡がるエリア。「トヨタ」や「デンソー」など愛知県を代表する自動車関連工場等が林立する。

同店は、総台数852台の大型店舗で、4円パチンコ440台、20円パチスロ412台の通常貸し専門として営業をスタートさせた。

約3カ月近くの改装期間があり、外装は白を基調とした善都グループらしいデザインへと一新。せり出した壁面に「ZENT」のロゴがあしらわれ、ひと際目を引く店舗となっている。内装は、ガイア時代から引き継いだ大型ディスプレイを有効活用し、照明の調光設備、セルフカウンター等、こだわりの設備が多数導入された。景品コーナーには、同社お馴染みのワインセラーも完備されている。また、島通路を中心に絨毯が敷かれており、これによる静音効果が出ていた。大理石調の壁面や高級感のあるスタッフの対応により、ワンランク上の空間をうまく演出している。

「通常貸し専門店」としては上々の滑り出し


集客面に関しては、全体稼働率が37.2%となり、オープン間もない状況を考えると少し物足りない数値に映る。ただ、1円パチンコといった低貸コーナーがまったく無く、「通常貸し=高級店」といったコンセプトとして考えれば、上々の滑り出しではないだろうか。

非常に素晴らしい店舗だったがゆえに、視察時に少し気になった点を強いて挙げるとすれば、屋内喫煙ブースが無かったことだ。店外には、しっかりと仕切られた喫煙ブースが4箇所用意されていて何も問題ないように思われるが、郊外店の遊技客のほとんどは薄着で来店する(車に上着を置いて入店)。調査当日が極寒だったことを考えると、言わんとすることはおわかりだろう。こういった細かい部分で、競合店との差異は無いかという確認はしっかりと行っておきたい。



今回の調査店舗中、ナンバーワン稼働をマークした『メガコンコルド1020刈谷知立店』


競合店を見ていくと、同店北部に総台数1026台の『メガコンコルド1020刈谷知立店』が位置しており、40.4%の稼働率でトップをマーク。台数規模を活かして地域一番店を維持している。また、南部には高浜市の好調店舗『マルハン高浜店』が38.6%の稼働率で2番手につけた。同店は、道を挟んで両脇に駐車場があることから車での入退店が非常にスムーズで、このあたりが高齢層の多かった低貸コーナーの集客に繋がっているように感じた。

『ZENT刈谷店』に関しては、ロケーション自体は悪くなく、そういった側面から通常貸し専門という強気路線へ舵を切ったと考えられる。愛知県内で「ZENT」というブランド力も高く、当面はこのスタンスで営業を続けるのではないだろうか。低貸等、次の一手も出せることから、しばらくは同店の動向に注視したい。

『ZENT刈谷店』の外観動画






[2022年1月26日・パチンコパチスロ情報島]


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