受動喫煙やコロナ対策を想定して設計した新築パチンコ店 『シルバーバック近見店』がグランドオープン

受動喫煙やコロナ対策を想定して設計した新築パチンコ店 『シルバーバック近見店』がグランドオープン

12月12日、熊本市南区に「株式会社SB Good Industry」の新店『シルバーバック近見店』がグランドオープンした。

「株式会社SB Good Industry」は熊本県に本拠を構える有力企業であり、全て『シルバーバック』の屋号にて計13店舗を運営。ちなみに近年連続での新規出店となると九州に拠点を置く企業では他に『フェイスグループ』ほどであり、まさに成長著しい企業と評せるだろう。

新店の立地条件は良好も、競争環境は厳しめ


『シルバーバック近見店』は、昨年閉店していた『つる近見店』の跡地に建てられている。地元では知らぬ者はいないと言っても過言ではない老舗ホールだったため、『つる近見の跡地』と言えば熊本のユーザーならすぐに分かる場所だ。国道57号線沿いに位置し脇道なども多いため、非常にアプローチしやすい好立地であると言えよう。

なお、同店の周辺5キロ圏内には1000台以上の設置台数を誇る巨艦ホールが5店舗あって、競争環境は厳しめである。ただし、北側にある『メガフェイス1450本山』や北東側にある『モナコパレス浜線店』『まるみつ浜線店』などに行くには渋滞を超えていかなければならないことから、より競合度合いが高いのは『つかさ南高江店』と『ベルエアMAX南高江店』となることだろう。

受動喫煙・コロナ対策への配慮が十二分に感じられる


視察に訪れたのはグランドオープン当日の午後。内外観は黒基調として木目を取り入れ、シックながら上質な空間を作り出している。受動喫煙やコロナ対策を想定して設計した店舗になっているように見えた。出入口が多く換気機能に優れていて、店内外の喫煙スペースにも行きやすい。また、店内の喫煙スペースも分煙ボードで区切られており、飛沫対策も万全だ。

なお、店外の喫煙灰皿はスタイリッシュなものを用いているなど、細部にまでこだわっている様子が窺える。休憩所や食事処にも飛沫対策用のボードが設置されているのはコロナ禍ならではといった感じである。店外にオープンテラスを置き、晴れた日などは外でもゆっくり出来るスペースを確保していたのも好印象だった。

一方で、島内はすっきりとした波型レイアウトの島に、幟や島札なども統一されている。通常貸と低貸の所在も一見してわかりやすい。また、カウンターを店中央に設置していることや全台で各台計数システムを採用していることで、通常営業時には最少人数でも営業できそうな作りであった。この辺りは人件費との兼ね合いも十分考慮されているのだろう。

満席稼働のスタートも、落ち着いてからが本当の勝負


感染防止に加えて開店プロ対策のためだろうか、オープン時は顔写真入りの身分証明書を掲示しての入場となっていた。開店3時間後に視察すると、店内は文字通りの満台稼働。むろん瞬間的に空台が出ることもあるが、島内・島端にいる顧客により、すぐに稼働する状態だった。

なお、パチスロでは小役カウンターを手に遊技する客も多く、開店プロもかなり沢山集まっているように見えた。駐車場もすぐ満台となり、駐車場以外に停めている車も目立つ。グランドオープン自体が極端に少なくなったこともあり、行儀のよろしくない顧客への対応はこれまで以上に大変になっている印象である。

総設置台数では新店を上回っている競合店舗が多く、集客競争は更に激しさを増すはず


『シルバーバック』に最も近い『ベルエアマックス』には通常貸しに多くの客が集まっている。新台の「北斗無双3」は44台中37台稼働と勢いがあった。一方の『つかさ』は低貸し全般で賑わいをみせつつ、主要機種でも底堅い稼働をみせている。長い間高稼働店として有名だった『大劇嘉島店』も含めて、規模の面では新店を凌ぐ店舗故に、集客競争は更に激しさを増すことだろう。激戦区の今後にも注目していきたい。

なお、パチンコは連チャン率が高い機械が多くなったこともあって、各台計数システムの方が顧客目線からも更に利便性が高まっているように感じた点を最後に付記しておきたい。

[2020年12月21日・パチンコパチスロ情報島]

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